プロフィール

【第2章】製薬企業に就職!1600人の一員となり社畜の日々に…

ちゅらりき
ちゅらりき
前回のあらすじ 

大学生時代、自堕落な生活により留年が確定。。

しかし友人I君と必死に勉強し、
卒業後ニートという最悪のシナリオを回避し
無事に就職先内定を確保しました。

田舎の出身、田舎の大学を卒業した新入社員ちゅらりき

そんな彼は接待と付き合いが泥沼化している
製薬業界へと足を踏み入れるのでした……

就職した先には6か月の缶詰研修…… 

京都のド田舎での学生生活が終わり
次に待ち構えるのは入社式です。

勿論お金のないちゅらりきは卒業旅行なんてありません!
留年してるから一緒に行く友人も少ないのです…ww

入社式は名古屋であり、入社後は半年間にも及ぶ研修がありました。

研修期間の6か月は毎日ビジネスホテルに泊まっていました。
しかも全額会社持ちで
お金のなかった私からしたら異例の待遇でした。

ちゅらりき
ちゅらりき
半年間毎日ホテルに泊まる
って宿泊費だけでも高いし

それに給料も貰えるんだから、薬は儲かるんだなぁ。

ちなみにホテルは
飲み屋街のド真ン中だったので治安も悪かったです。
(名古屋で最も飲み屋が多いところでした)
横や裏には風俗店っていうww

入社同期は60人くらいいてその半分は営業部隊で30人くらいが半年間の研修でした。

ちゅら嫁
ちゅら嫁
入社してから半年も研修なにすんのよ?
ちゅらりき
ちゅらりき
製薬企業の営業には資格が必要なんだ!
その試験の勉強が半年間あるんです。

それはMR認定資格と呼ばれ、1年に1回の試験を合格しなければ
1人前のMRとして働くことができないのです。
(MR=薬の情報提供=製薬企業の営業マンです。)

こう聞くとシビアに聞こえるかもしれませんが
MR試験は絶対評価ではなく相対評価で合否が決まります。

しかもその合格ラインは上位80%です!

80%ですよ?平均点とれば余裕で合格です。
簡単そうに思えますが、このテストは大まかに
⓵業界の制度のこと
⓶薬に関すること
⓷病気や治療に関すること
の3つに分かれています。

当然ですが、大半の大学生がこの3つを学んでいません。
ですのでこの半年間で3つの分野をみっちり勉強するのです。

朝から晩まで会社の会議室にこもり
講師の先生の話を聞いてテストを受ける。
点数順に席順が決まる。
点数の低い人は叱咤激励を受ける。

会社に入っても、点取りゲームでした。

大学受験、卒業のためにアホ程勉強してきたので
点取りゲームは得意でした。

はっきりいって暗記だけだったので
内容は大学の勉強も受験も全っっっく意味なかったですが
勉強して覚える能力は身についていてよかったです(-ω-)

まぁ点取ったからって一銭にもなりませんが…

認定試験を乗り超え現場に出撃!!

4月に入社し、試験は12月にありました。
無事全ての科目で平均点を越えてMR認定資格を取りました。

そうして現場へと配属されました。

私の配属先は愛知県でした。
全国47都道府県全ての県に行く可能性がある中では
比較的都会で実家も近く、優遇されたいたと思います。

そしてよくある先輩社員について回って仕事を覚える
みたいなことを経験し、ようやく年明けには
一人で病院やクリニックの先生に会いに行き、薬の話をする。

そんな生活が始まりました。

MR(薬の営業)は医師や薬剤師に薬の情報を届けて
自社医薬品を買ってもらって利益を出す仕事です。

そしてMR残業という概念がありません

概念がないというか、いつまでも仕事ができるので

読者
読者
今月は
20h残業したから、給料多いわー

みたいな事はほぼありません。

ちゅらりき
ちゅらりき
MRの給料には残業代が既に組み込まれているのさ。

またMRはかなり収入があるという風に言われています。

確かにインターネットで調べると
平均年収の高いメーカーとして出ていきます。

私もこれには納得します。
入社してから半年間、なーにも売ってないのに
ホテル代とか給料とか全部出してくれるんですから!

しかも家賃補助は破格の9割会社負担
一人に1台営業車が渡されるのですから
待遇はどう考えてもいいでしょう。

しかし、営業に出てその仕事で
心を病んで会社を去っていく人も数多くいます。

私の営業同期は30人いましたが6年経った今は15人くらいです。。
そのうち精神病は2人くらいですが…

やはりお金がもらえるからには裏があるのです。

得意先の要望には基本Noはありません

医師
医師
今度忘年会で出し物やってよ!
ちゅらりき
ちゅらりき
はい、もちろんです
医師
医師
ちょっと手が離せないから、これ○○に届けてよ
ちゅらりき
ちゅらりき
はい、もちろんです!
医師
医師
今度の日曜日、ゴルフでもどう?
ちゅらりき
ちゅらりき
はい、もちろんです!

もはや何でもありwwww

勿論これは一部です。時代の流れで今はかなり少なくなりましたが
人昔前まで当たり前でした。

それに、土曜日に講演会を開いて慰労会(医者や薬剤師が集まり立食)をやったり
日曜日に忘年会や新年会、納涼会や花見など
ありとあらゆるイベントに参加します。

中には平日の夜中の2,3時まで飲み会で
次の日の朝から普通に出勤して営業する、そんなのも普通です。

だから給料がいいのです。

これで給料安かったら、ワ〇ミみたいに
「めっちゃ働いているのにブラック企業だ!」
ってなるのでしょう。

製薬企業は給料で社員の不満を隠しているのです。

年収が上がれば上がるほど、忙しくなり
20代にして年収800万とかいますが
使う時間がない!って嘆いている友人もいました。

そんな会社に足を踏み入れて、

私も仕事をしなくてはお金がもらえない

お金がもらえなければ生きて行けない

というサイクルなので仕事を頑張りました

色んな付き合いも行きました。
自分の時間を犠牲にして薬を売りました。

その甲斐あって全国でTOP10に入ったこともありました。

しかしその時貰えたボーナスで心に疑問が生まれるのです。。

営業成績400人中Top10でも
評価は○?増えるボーナスは○○円!!

入社し営業活動にも慣れ始め
ようやく結果がでだした3年目の26歳の時
ある分野の金額UP額で400人中6位の成績を取ったことがありました。

正直毎日残業なんて当たり前
自分の休みの日に付き合いに出かけたり
新年会では出し物をしたり
何時間残業したのかは分かりませんが
自分なりに会社のために努力しました。

ちゅらりき
ちゅらりき
いやー、頑張ったわ!
さぞ成績による報酬(インセンティブ)も貰えるだろう…

新しいゴルフバック買おうかな。。。
どっか海外とか旅行しよかな。。

その結果貰えた報酬は……

ダララララ

ダン!!50,000円( ゚Д゚)

お偉いさんから賞状も貰いました。
同僚60人の前で拍手も頂けました。
ですがもらえたのが50,000円です。

確かに世の中は、お金だけではないです。
でも半年自分の時間を必死に犠牲にして、残業してこの金額です。

単純に計算してみよ!
半年間で50,000円なので
約8,500円/月
20日勤務とすると

450円/日

は(;´・ω・)?1日450円貰えただけです。

コンビニで1時間バイトした方がもっと貰えるわ( ゚Д゚)

会社の同僚からは

同僚
同僚
5万も臨時収入やったやん!これで飲み代浮くやん!

みたいにちやほやされたりしました。

ちゅらりき
ちゅらりき
いやいや、
一時金として50000円だけど
400人中6位の成績で
450円/日の報酬しか増えてないんやで?
ごまかされたらあきませんって

と心の中で思いました。

しかも個人の計画はまた別の評価で
全国6位の金額UPでも評価は最低のでした。

ん?(-ω-)

全国6位の成績取って個人の計画評価が1ってどういうこと?
計画評価は個人計画に対する金額で評価されるのですが
全国1位の成績でも評価1になるっていう意味不明な個人計画なのです。

さすがにこの出来事で不信感や
会社の考え方に全く賛同できなくなりました

この時、全国1位の成績でも臨時収入は10万しか増えず
単純計算で900円/日の報酬だと知り
会社の仕事のために自分の時間を犠牲にすることが

とてつもなく金額面では効率の悪いことに気が付きました。

そして、個人で効率よく稼げる方法はないのか?

この観点で自分の時間を費やしていくことになるのです。

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